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zoom RSS フィリピンの教育事情 〜保育・幼児教育、小学校編〜

<<   作成日時 : 2011/01/27 23:40   >>

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こんばんは。
ゆうやです(68回)
パンガラニティ奨学金支援チームは「学校に行くことが夢」と語るそんな青年たちへ奨学金支援を行っています。
でも、「フィリピンの教育ってどうな感じ?」と聞かれると分からない人が多いと思います。
オレは昨年行われたパンガラツアーには参加していないので、フィリピンの教育状況を見てはいません。
しかし、自分なりに調べたので、主に制度面や統計からフィリピンの教育について紹介していこうと思います。
今日は幼児教育・保育、小学校編です。
知らない言葉が出てきたり、文章が長いですが、この音楽を流しながらリラックスして読んでみて下さい。




○幼児教育・保育
就学前教育はデイケアセンターもしくは幼稚園で、2歳半から6歳の児童は5歳もしくは6歳まで通園ができ、その後小学校へ入学します。


しかし、フィリピンでは就学前の準備段階として幼児教育を認識している人が多く、5歳からの一年間通うことが一般的みたいですね。
 UNESCOグローバルモニタリングレポート2007年度版によると、フィリピンにおける就学前教育段階の2004年5歳児の純就園率(籍を置いているだけでなく、しっかり通っている子どもの率)は男子39%、女子41%。
就学前教育機関もしくはデイケアセンターで幼児教育支援を受けているのは77%なのです。
77%の内訳は、半数以上の40%がデイケアセンターでの支援を受けていて、就学前教育機関は残りの37%となります。
 その就学前機関は地域や親、私立、公立、教育サービスと多数の機関に分散していて、必ずしも77%が同じような環境下で同等の質の教育を受けているとは言えない状況だそうです。

また、残りの23%の幼児は全く支援を受けていない状況にある一方で、初等教育段階へほぼ100%の児童が入学しているので、フィリピンでは幼児教育を受けている児童と受けていない児童の間に初等教育が始まる段階で大きな教育格差が生まれていると考えられますね。



日本の保育・幼児教育では保育所保育指針や幼稚園教育要領といった文部科学省や厚生労働省の示す基準や内容のことで、保育や幼児教育を行ううえで「健康」、「人間関係」、「環境」、「言葉」、「表現」の5領域を根本にして、遊びを通しての学びや生活習慣を身に着けることを目的としています。
フィリピンにも同じような指針があって、それは「アジアの就学前教育」といいます。
 日本の5領域に当たる部分は、
「コミュニケーション」、「数量」、「知覚」、「社会性・感性」、「運動創造性」となります。


これらは日本と比べても内容は遜色がありません。
しかし、これらのカリキュラムは指針として掲げられているもので、必ずしも全ての幼稚園が同等のカリキュラムを実施しているとはいえないのです。また、運営資金は各幼稚園によって異なっていて、運営資金に加え、敷地や環境を整備することさえも困難な幼稚園は少なくないそうです。上記のような理想的なカリキュラムはあるものの、カリキュラム作成の中で、実施上の優先順位をつけ、順位が高いものを段階的に実施している園が圧倒的に多いのが現状のようです。

また、資格が定められているものの、実際には教員資格を持っていない教員がいるのも多いみたいですね。


そして、現在フィリピンは他の諸外国と比較するとフィリピンはもともと1年間教育制度が短いため、他国へ留学する場合教育年数不足で単位認定が困難な場合があるそうです。
 しかし、幼児教育がもう一年加われば、他の国々との教育年数が同じになり、将来他の国へ留学をしても教育年数が揃うため単位を移行しやすくなります。
中等教育ではなく幼児教育にフィリピンが力を入れようとしている理由は2つあります。

中等教育の年数延長は学校の整備が不十分

中等教育よりも幼児教育の整備のほうが低予算で実現されること、があげられます。
また、フィリピン政府も、幼児教育が初等教育段階の中途退学率を減少させるとして重要視し始めているみたいです。



○小学校
フィリピンでは入学年齢は日本より1年遅く7歳児からで、公立小学校が義務教育になっていて、学費は無料になっています。
制服、交通費、課題制作費、設備費、昼食代等の雑費で年間5,000円前後かかります。
プライベートスクールは学費もあり、雑費込み年間おおよそ50,000円前後。
しかし、国民の75%以上が月給30,000円以下と言われているフィリピンでは、プライベートスクールに子供を入学させれる家庭は限られています。


小学校では、7教科が教えられていて、
タガログ語(国語)、英語、算数、理科、社会、保健体育・芸術、家庭科だそうです。
フィリピンでは、小学1年生から英語の授業が始まるため、田舎から出てきた子ども(フィリピンの田舎では地方語が話されていることも多い)はタガログ語と英語を一緒に学んでいくことになります。また、保健体育・芸術は一つの教科です。

また、フィリピン教育省が頭を痛めているのが生徒増と財政難に伴う「教科書不足」、「教師(不足」、「教室不足」が挙げられます。


教育省によると公立学校では、教師の数が約4万4,000人不足しており、議会に対して教師補充のための予算増を求めてきたにもかかわらず、不足分の10分の1しか補充出来ませんでした。 また、教室についても、昨年約6,000の教室を建設したにも関わらず、まだ2万5,000室以上が必要という厳しい状況。
首都のマニラ等では、朝、昼、晩の3ターン制を採り、教師と教室を最大限に活用することが当たり前となっているのが現状です。


また、教科書は1冊につき生徒8人という、ほとんど教科書をまともに見られない状況であり、1人に1冊の教科書を割り当てるには、5,900万冊が足りない計算になります。


明日はフィリピンの教育事情 〜中学校、大学編〜 を書こうと思っています。

あいのわ
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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
わお!すごい!
しっかり調べてるねーーー!!!
2年前くらいにフィリピンの教育制度について
っていうテーマでよりみち大学やったんだよ。パンガラ主催。
またやりたいねー☆
Chiyo
2011/01/28 00:42

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